第5回WBCの1次ラウンド・チェコ戦(11日、東京ドーム)で、侍ジャパンの宮城大弥投手(21=オリックス)が大会初登板。1点を失ったが〝ロングリリーフ〟で力投を見せた。

 3番手でマウンドに上がった5回は連打と暴投などで1点を失ったが、二塁走者をけん制で刺して切り抜ける。その後は本来の投球を取り戻した。カーブ、スライダーが冴えわたり、最後は8回から5者連続の三振で締めくくって初セーブ。捕手・甲斐(ソフトバンク)とグラブタッチを交わし、頭をなでられた。

 侍ジャパン合流後の実戦登板では不安も残したが、本番で5イニングを2安打1失点、7奪三振。先発した同級生の佐々木朗(ロッテ)の好投に刺激されるかのように、尻上がりにキレを増していった。左腕は「最初は決め球がうまくいかずに甘く入って打たれたが、次から攻めの投球ができた。正直最後まで行くとは思っていなかったけど、体は準備できていた。いい勢いでマウンドに上がれた」と68球を振り返る。

 さらに「トップチームなのでめちゃめちゃ緊張もしたけど、素晴らしいチームメートのみなさんが声をかけてくれて少しずつ緊張がほぐれ、いい投球ができた」と満足そうな表情を浮かべた。

 12日のオーストラリア戦の先発を託されるのは山本由伸。4連勝で準々決勝進出へ向け、オリックスの先輩に最高の形でバトンを渡した。