若き虎の守護神が国際舞台で自身の真価を証明した――。WBC1次リーグB組初戦・中国戦(9日、東京ドーム)の8回に湯浅京己投手(阪神)が3番手として救援登板。打者3人を3者連続で空振り三振に切って取る快投を披露し、勝利のバトンを見事につないだ。
美しく伸びる直球は最速で154キロをマーク。ウイニングショットのフォークにも冴えを見せ、相手打線に付け入る隙を一切与えなかった。3点リードの「一つ間違えば何が起きるか分からない」場面だったが、重圧などどこ吹く風。独立球団を経て2018年のドラフト会議で阪神に6位入団した筋金入りの〝雑草侍〟はエリート揃いの代表チームにおいても、鮮やかに輝いた。
試合後は「ブルペンから感覚よく投げられていた。緊張感の中、自分のピッチングができたのでこれを継続したい」と安堵の表情。一時は不安視されたWBC球への適応も「今は不安なく投げられている」という。難しい初戦のタイトな場面でベンチの期待に見事に応えた背番号22。大舞台の空気を胸いっぱいに吸い込み、世界の頂点を目指す。












