油断は禁物。侍ジャパンは突破濃厚と見られるWBC1次ラウンドを、細心の注意を払って戦う。
日本と同組は、韓国、中国、チェコ共和国、オーストラリアだが、大方の予想では日本が本命、韓国が対抗馬。だが、侍首脳陣が特に侮れないと見ているのがオーストラリアだという。
オーストラリアとは昨年11月の強化試合2試合で8―1、9―0と圧勝。メジャー組抜きのチーム編成で完勝している。格の違いを見せつけた印象もあるが、侍関係者は「WBCでは、間違いなく違うチームになってくる」と話す。
「去年やったときのオーストラリアは、シーズンの開幕前。日本で言う3月のオープン戦の感覚で、選手もまだその段階での仕上がりでしかない。だから、3月は間違いなく違う。日本での8月ぐらいの時期だし、試合カンは投手も野手も、もう普通にでき上がった形で来る」(侍関係者)
シーズン開幕前の日本と、シーズンの緊張感をそのまま持ち込んで来日してくるオーストラリアとの戦いは、昨年11月とは〝真逆〟のシチュエーションでの一戦となるからだ。
「去年のサッカーW杯じゃないけど、日本がドイツに勝って、スペインに勝って。そういうことは、野球でもありうる。強いと言われているほうが負けるのは、別に相手をなめているわけじゃない。野球でオーストラリアが韓国と日本を破って…ということも普通にある」(侍関係者)と警戒感を隠さない。
侍ジャパンがオーストラリアと戦うのは同組相手で最後の12日。この1戦を「全勝」で迎えるか否かも、重要だという。
「2戦目に韓国とやるけど初戦からすべて大事。出足から勝っておかないと、最終戦までに1つでも負けてたら、最後にプレッシャーがかかることになる。だからこそ、栗山監督は前もって言うと思う。『最初から最後までヘトヘトになって野球をやりなさい』と」
2004年のアテネ五輪準決勝、オーストラリアに0―1で敗れ、銅メダルに終わった苦い過去もある。栗山監督が常々「怖さしかない」と声を大にするワケはこんなところにもある。












