WBC第1ラウンド初戦(9日、東京ドーム)で日本と対戦する中国のディーン・リロイ監督(75)が8日、記者会見で怒りの声を上げた。

 公式会見の場が熟年指揮官の怒声に包まれた。「一言、申し上げたい」と話し始めたリロイ監督は、「先日、このような記者会見があって答えました。数日たったあと、『日本との対戦に白旗を上げた』という記事を目にしました。私はこの仕事を長年してきましたが、このようなことが起きたのは初めてです。私の目の前に白旗がはためいているのは日の丸だけです」と怒り心頭だった。

 大谷への対策を聞かれジョークで返したことが曲解されたという。収まらない指揮官は「中国代表は日本に勝つことができると思っています。『白旗を上げた』と報じられたことは悲しいことです。私が言った発言ではありません。それを言いたいです」と報道を真っ向から否定した。

 その後、指揮官は落ち着きを取り戻すと質問に冷静に答えた。中国代表の元ソフトバンク真砂について「3番センターで出場する。中心選手として打つ方も守る方も期待している。彼自身、WBCをエキサイティングに思っていることも知っていますし、大暴れしてくれる。我々が彼をロースターに入れられたのは幸運」と目を細めた。

 いずれにせよ思わぬ形で中国代表の闘争心に火が着いたようだ。