今回は大丈夫か。長年、侍ジャパンに携わってきた球界OBから世界一奪回へ太鼓判が押された。

 いよいよ日本の第5回WBCが9日の第1ラウンド・中国戦(東京ドーム)から始まる。栗山監督は8日、大谷翔平投手(28)の二刀流での出場を発表。今回は大谷以外でもダルビッシュ有投手(36)、吉田正尚外野手(28)らメジャーリーガーを招集し、村上宗隆内野手(23)、近藤健介外野手(29)、岡本和真内野手(26)ら国内組も充実。「最強ジャパン」との呼び声も高いなか最高のオプションでの船出が決まった。

 そんななかWBC、五輪などで侍ジャパンに選手、スタッフとして長く関わって来た球界OBの一人は「今回は日本にとって最高の日程。初戦の中国戦で一気に乗っていけるハズ」と分析する。

 中国代表は来日後の強化試合で日本の社会人チーム相手に連敗。8日の前日会見ではルロイ監督が「日本に勝つことができると思っています」と力強く宣言したが、現実は厳しい。

 日本代表は初戦には苦い思い出がある。記憶に新しい21年東京五輪初戦ドミニカ共和国戦では当時、巨人の左腕・メルセデス(現ロッテ)の前に7回まで得点を奪えず。救援陣を打ち込み4―3で逆転勝ちし最終的には金メダルを獲得したものの、冷や汗をかいた。

 前出の関係者は「3日の中日戦(ナゴヤドーム)で小笠原相手に5回1得点だったように、相手投手次第では、得点が入らず接戦になる。ただWBCの場合は球数制限があり第1ラウンドは65球。投手が代わればその分、チャンスも増えるし、チームの総合力が勝敗を分ける。中国と日本の差は大きい」と断言する。

 さらに「初戦で打線に火がつけば10日の韓国戦もその勢いのまま乗り切れる。今回の日程なら世界一奪回も夢じゃない」と先を読む。果たしてOBの予想どおり中国を相手に一気に打線に着火できるか注目だ。