第5回WBCで3大会ぶりの世界一を目指す侍ジャパンに、大谷翔平投手(28=エンゼルス)、ラーズ・ヌートバー外野手(25=カージナルス)が合流した。

 大谷は3日の中日戦前、練習終盤にグラウンドに姿を現し、スタンドから大歓声を浴びた。練習では他の投手陣と一緒に外野で軽めのダッシュをし、その後の試合ではベンチ入りしただけの合流初日となった。

 練習後、会見に臨んだ大谷は「(途中合流で)大事なこと? まずは顔と名前を覚えること。その中で、チームワークはもちろん大事だが、まずはこの集結が一番いい形になると思うので、しっかり個人の調整というか、100%個人個人がグラウンドの中で自分の持てるもの出せるかどうかが一番のチームワークだと思うので、まずは自分の調整をしっかりとこなしていく」と、照準を合わせる3・9中国戦(東京ドーム)登板への思いを語った。

 そんな大谷に、まず注目が集まっているのが、打撃練習。侍ジャパンに選出されている強打者たちも興味津々で、昨季、史上最年少での3冠王に輝いた村上宗隆(23=ヤクルト)は「直接見たことがないので、直接見るのが楽しみ」と大谷の異次元の飛距離目撃を心待ちにしている。

 その一方、昨季パ本塁打王の山川穂高内野手(31=西武)は、かつて大谷と自らの飛距離の差をこう分析していた。

「バッティングは長さか重さのどちらかで飛ばすしかない。僕みたいに背がないと重さで飛ばすしかない。僕(176センチ)と大谷(193センチ)って身長が17センチ違うんですよ。単純に手を左右に伸ばしたリーチ差が17センチある。向こうは17センチ分の高さと遠心力が使えて、さらにバットを持っている。それをあれだけうまく体を使われたら勝てないです。大谷がもし、今も日本にいて143試合に野手としてフル出場して、ボクみたいに全打席ホームランを狙ったら軽く60本以上行くと思う」

 満票でMLBのMVPに輝くほどビッグになった「世界の大谷」のプレーを、目の前で見たいのはファンだけではない。同僚たちも熱い視線を送っている。