侍に待望の新戦力が加わった。日本代表としてWBCに出場するラーズ・ヌートバー外野手(25=カージナルス)が3日、中日との壮行試合(バンテリン)前に行われた練習に初参加。「胸にジャパンの文字が入ったユニホームを着て誇りに思う。チームメートもすごくウエルカムな感じで、最高の気持ちです」。ナイスガイが「和の心」に触れ、太陽のような笑顔を振りまいた。
侍ナインの温かい歓迎に感謝した。「初めて会って〝たっちゃんTシャツ〟を着てくれて、すごくうれしかった」。侍メンバーがつけたニックネームは「たっちゃん」。ミドルネームの「タツジ」を参考に、いかにも日本風の愛称で呼ぶことを決めた。全員が歓迎Tシャツを着て練習を行う粋な計らい。ヌートバーは「世界一奪還」に貢献する思いをさらに強めた様子だった。
栗山監督とも早速コミュニケーションを取り、フル回転を誓った。「監督には『チームのために何でもやる』と伝えた。ポジションのことも監督には聞かれたけど、どっちでも準備できている。栗山さんが行ってほしい方に合わせて準備するだけです」。中堅と右翼を担う25歳はフォア・ザ・チームの精神を強調した。
離れていても頼りになる兄貴分への感謝も口にした。「セイヤとはずっとコミュニケーションを取っていて、ずっと頼りにしている。今日の午後も連絡を取って日本語のフレーズだったり、チーム内で使えるような言葉をいろいろ教えてもらった。これからも連絡を取り合うつもりです」。ヌートバーが代表に早くなじめるように、侍ナインとの「橋渡し役」を買って出ていた鈴木誠也(カブス)が故障で出場を辞退。失意の中でも変わらず気にかけて連絡をくれる鈴木の優しさに、ヌートバーは気持ちを奮い立たせている。
1次ラウンド初戦の中国戦まで残り1週間を切った。「外野陣とはまだ話していないが、コーチ陣とは話をした。野球は国際的なスポーツ。そこはあまり心配していない」。明るい性格の〝たっちゃん〟にネガティブな発想は似合わない。侍ジャパンに新たな化学反応を起こしてくれそうだ。












