26日の侍ジャパン戦で2長打を放ち存在感を発揮したソフトバンクの2年目・正木智也外野手(23)が27日、キャンプのMVPに指名された。
キャンプ期間は3月2日まで続くが、残りは対外試合3連戦となるためいったんの打ち上げ。藤本監督は「一番成長したんじゃないか。期待大、特大ですね。面白い存在だと思う」。2021年のドラフト2位で慶応大から入団した右のスラッガー候補に目を細めた。
正木も「自分の中でもすごい打球が飛ぶようになって、振りが強くなった感じもしている。オフに体重を増やしたり、トレーニングをしてきた結果が出たのかなと思う」と手応えを感じている。伝説的な天才打者の考えも参考になっているという。キャンプ中から読み始めたのが、神の領域に達した打者とも言われる故榎本喜八氏についての本。
「自分の中でいい感じで捉えられるようなことが書いてあって。それをキャンプ中に落とし込んでできてるのも良かったのかなと思う」と振り返った。
きっかけを作ったのは吉本打撃コーチだった。正木に関しては「もともと柔らかくてバットの使い方が上手なんだけど、調子が悪いと腕が頑張りすぎてしまうところがある」とのことで、秋季キャンプからともに改善に取り組んできた。
その上で今キャンプには自身が所持していた榎本氏の書籍を〝参考文献〟として持参。「先に頭からいくと難しい」との配慮から、徐々に自分の中での感覚もつかめてきたであろう2月10日ごろに「読んでみたらどうか」と手渡した。
これがハマった。正木は「響いたことは結構あって。僕は力んでしまうのが悪い癖なんですが、その本には重力に逆らうなと書かれていた。バットの重みを感じながら、利用しながら振ることを意識して…と。そのことは今も意識してます」と口にした。
ここから対外試合が本格的に始まり、サバイバルは激化していく。打撃で結果を残していけばレギュラー奪取も見えてくる。












