DDTの〝大鵬3世〟こと納谷幸男(28)が、悲願のKO―D無差別級王座初戴冠に向け、原点回帰する。

 26日の後楽園ホール大会で行われた同王座の次期挑戦者決定戦では、ベテランのHARASHIMA(48)を岩石落としで沈め、3月21日の後楽園大会で王者・火野裕士に挑戦することが決定。昨年は火野とタッグを結成し、ヘビー級のお手本ともいえる動きを実戦で教わった兄貴的存在だ。

 王座戦に向け、納谷は「火野さんは俺の師匠。勝つにはそこにプラスアルファとして、火野さんの知らないものを付け加えないといけない」と闘志を燃やす。そこで、特訓を願い出たのが秋山準だ。2020年の夏、全日本プロレス所属でありながらDDTにレンタル移籍していた秋山から期待をかけられ、道場で指導受けた経緯がある。

 飛躍へのきっかけをつくってくれた存在で、納谷は「火野さんに勝つためには覚悟を持って挑まないといけない。そのためならなんでもしますよ」と目を見開いた。

 再び特訓を頼まれた秋山も快諾。この日の納谷の試合を見て「前よりスタミナがついたし、自信ある顔つきになった」と成長を認める一方で、「でも、最後はもうちょっとスピード感を持たせてパンパンパンと持っていった方がいい」とアドバイスをした。

 全日本プロレス時代、故ジャイアント馬場さんや故ジャンボ鶴田さんを間近で見てきた秋山は、体の大きい選手の攻略法を熟知している。大柄な2人がぶつかり合う王座戦に期待しつつ「俺は大きい体を生かした技をたくさん教わってきたから、そこを納谷に教えますよ」とニヤリ。頼もしい〝参謀〟を得た納谷が、王座取りへ一直線だ。