いよいよ覚醒前夜か。DDTの納谷幸男(28)が、団体最高峰のKO―D無差別級王座取りを誓った。

 29日の後楽園大会で行われた同王座戦では、火野裕士が樋口和貞をファッキン・ボムで破り、新王者となった。すると試合後、火野のセコンドを務めていたタッグパートナーの納谷が挑戦表明。同じく手を挙げたHARASHIMAと2月26日の後楽園大会で次期挑戦者決定戦を戦い、勝者が3月21日後楽園大会で火野に挑むことが決定した。

 長らくくすぶっていた納谷だが、昨年末のシングルリーグ戦「D王 GRAND PRIX 2022」で準優勝。徐々に結果が出始めており「いろんな歯車が合って、ようやく結果につながりつつある実感はあります」と手応えを口にする。

 きっかけは2021年に高木三四郎が結成した「チーム・サラブレッド」だ。メンバーは昭和の大横綱大鵬の孫で元関脇貴闘力の長男・納谷、力道山の孫で百田光雄の息子・力、俳優のなべおさみの息子・なべやかん。ここで大きな挫折を感じたという。

「お客さんが自分に全く期待していないことを感じたんです。だから、とにかく変わらないといけない。とことん練習しないといけないと」

 そのタイミングで練習環境にも大きな変化があった。秋山準がヘッドコーチに就任し、プロレスの基礎を叩き込まれた。昨年は火野とタッグを結成し、ヘビー級のお手本ともいえる動きを実戦で学ぶこともできた。

 納谷は「今、火野さんを倒してベルトを取ってヘビー級最強になりたい」。今度こそ「未完の大器」返上となるか――。