巨人・原辰徳監督(64)が21日、東京ドームで引退試合を行ったノアの武藤敬司(60)にメッセージを送った。

 この日、武藤は新日本プロレスの内藤哲也(40)との最終マッチを戦い切った。球界きってのプロレス通で武藤と親交のある原監督は、「野球でいうと『走攻守』を三拍子というけど、彼は『強さ』『華やかさ』『魅せること』の三拍子を持っていた。やっぱりその部分だと、我々の世代の中じゃトップでしょう」と感慨深げだった。

 原監督と武藤は不思議な縁で結ばれていた。武藤にとって大一番となったのが、1995年10月9日の新日本―UWFインターナショナル(Uインター)の全面対抗戦(東京ドーム)。メインで高田延彦と対戦した武藤は足4の字固めでギブアップを奪った。

 原監督は「実は前の日(10月8日)が(自分の)引退試合だった」と振り返る。広島戦(東京ドーム)で15年間の現役生活にピリオドを打った翌日、ロッカー整理のため東京ドームを訪れたところ、世紀の一戦に遭遇したという。

巨人の宮崎キャンプを視察した武藤(左)を歓迎する原監督(2008年)
巨人の宮崎キャンプを視察した武藤(左)を歓迎する原監督(2008年)

「最後が四の字固め。それを2回目に決めてギブアップした」と指揮官は当時の光景を昨日のことのように振り返ると「相当、ヒザは苦しまれてたから。よくあのヒザでいろんな技を出していた」と同世代スターの激闘の歴史に思いをはせた。