3月開催の第5回WBCに臨む野球日本代表・侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が17日、チームに主将を置かない方針を示した。

 宮崎合宿初日を終えた指揮官は「このチームがジャパンなんじゃないと。あなたがジャパンなんだと。それくらいの誇りと気持ちでやってくださいと。年齢も関係ないし、実績も関係ない。自分がチームを引っ張るんだってね。そういうメッセージを送ったつもりなんで、そう考えれば全員がキャプテンっていうメッセージを送っている形なんでね」と説明した。

 加えて「全員が俺がキャプテンだって思ったらプレーの仕方が変わるはず。チームが勝つために必要なことは全員が行動し、話をし、全員が引っ張ってもらいたいという、そういうつもりで」とも述べ、キャプテン制を敷かないメリットについて強調。

 その経緯に関しても「いろんな状況を考えた時に自分の中でほんとに考えに考えまくったけど、最終的にこれが自分の言ってる道筋として選手に失礼のないように、嘘をつかないようにというところ」と補足した。

 この日はMLB組4人を除く、26人の侍メンバーたちが集結。各選手たちの動きを食い入るように見つめ、個々の仕上がり具合をチェックした指揮官は「キャンプ初日だが、選手たちは(所属球団で)キャンプをやって、ある程度、試合に出られる状態にして来ている。それがいいのか悪いのかというのは判断はできないが、とにかく元気に明るく楽しそうにプレッシャーを超える野球をできる喜びを表現してほしいと思っていたので、そういう意味ではいい一日だった」と振り返った。

 MLB組から唯一、合宿初日からの参加となったダルビッシュ(パドレス)に対しては「昨日、今日といろいろ話をしたので、本当に感謝しかない。難しい調整になるが、若い人たちといろんな話をしながら自分も学び、いろんなものを与えてもらっている」とあらためて謝意を口にし、目を細めていた。