2リーグ制後初の連覇達成へ〝カード頭問題〟を克服できるか――。阪神は15日の広島戦(甲子園)に0―2で今季初の完封負け。2連敗で首位・ヤクルトとのゲーム差は「2」に広がった。

 カード初戦で勝ち星を挙げることができなかった。藤川球児監督(45)は〝鯉キラー〟大竹耕太郎投手(30)を中5日で先発起用。ここまで週末のカード頭を任されていたエース・村上を16日に回し、初戦必勝で臨んだ一戦だった。

 しかし、大竹が6回2失点(自責点1)の粘投も、打線が沈黙した。今季3度目の対戦となった鯉先発・栗林相手に9回1安打に抑えられる散々な内容。初回に大山が右前打を放ったが、そこから9回一死で高寺が四球をもぎ取るまで走者すら出すことができなかった。

 佐藤は「いいピッチャーなので…」と振り返り、森下も「いつも通り良かったです」と脱帽。猛虎軍自慢の強力クリーンアップも歯が立たず、指揮官も「カウント取るボールも、勝負球も持っている。栗林選手は素晴らしかったですね」とたたえるしかなかった。

 流れに乗るためにも重要なカード頭。前カードのヤクルト戦(12日、神宮)では10―1の大勝を収めたが、5月はここまで4敗と苦戦している。さらにはWエースの村上、才木が取り切れなかった試合が目立つこともあり、通算でも6勝9敗(1分)と負け越しとなっている。

 相手チームもエース級をぶつけてくるだけに厳しい戦いとなる中で、白星発進なら一気に主導権を握れるが、黒星スタートとなればベンチにも重たい空気が漂ってしまう。

 広島、中日、巨人との対戦を終えると、26日の日本ハム戦(甲子園)を皮切りに交流戦もスタートする。3年連続負け越しとなっているだけに、流れを失えば一気に借金を背負いかねない難所でもある。

 パ球団から白星を積み重ね、首位を快走するためにも〝カード頭問題〟の早期解消が求められそうだ。