エンゼルスのアート・モレノ・オーナーが、今季終了後にFAになる大谷翔平投手(28)の残留を熱望しているとニューヨーク・ポスト紙(電子版)が8日(日本時間9日)、報じた。

 モレノ・オーナーは同紙のジョン・ヘイマン記者の取材に応じ、「彼は素晴らしい人間であり、世界で最も人気のある野球選手の1人で国際的なスターだ。誰よりもチャンスがある」と契約延長を望んでいると明かした。同時に勝利が大谷の大きな目標であることを認め、「我々は勝たなければならない。フィールドでより良い仕事をしなければならない」と語った。

 米メディアの多くは大谷が移籍すると見ており、有力候補としてドジャース、メッツ、パドレスなどが挙がっている。また、大谷はMLBでは初の5億ドル(約657億円)プレーヤーになると予想されているが、モレノ・オーナーはこれまでぜいたく税の支払いに否定的だった。トラウトとレンドンの超大型契約が残っているモレノ・オーナーが、大谷とそれを上回る契約を結ぶのか懐疑的な声もあるが、「経済的に我々は常にトップ10に入っているので問題ではない」と強調した。

 また、大谷のトレードにも否定的だ。モレノ・オーナーは「彼をトレードできたかもしれない。しかし、サイ・ヤング賞候補の投手とMVP候補の選手をどうやって取り返すのか。無理でしょう」と語った。

 記事は「モレノ氏は大谷の価値を理解しているが、問題は残る。大谷はモレノ氏が保有するエンゼルスに残る利点があると考えているのか」と結ばれている。大谷を残留させたいのなら、モレノ・オーナーの仕事はただ一つ、資金を惜しむことなく今季、プレーオフに進出するチームを作ることだ。