阪神のカイル・ケラー投手(29)が2日に春季キャンプ地の沖縄・宜野座で初のブルペン入り。変化球も交え37球を投じ「まだ課題はあるが、いいブルペンだった。もっといい投手になれるように、もっと投げていきたい」と振り返った。
入団1年目の昨季はコロナ禍で来日が大幅に遅れ、調整不足の状態で開幕・ヤクルト戦(京セラ)の9回にマウンドに上がるも、2被弾3失点を喫し負け投手に。1勝15敗1分けという歴史的開幕大失速を象徴する選手として、虎党の脳裏に刻まれてしまった。
だが、ファームでの再調整を経て6月に一軍復帰すると、そこからは17試合連続で無失点投球。開幕当初、140キロ台後半にとどまっていた球速は最速で157キロにまで上昇。地力の確かさを周囲に印象づけた。
湯浅、浜地らの台頭で一気に厚みを増した阪神の中継ぎ陣だが、他球団の戦力分析担当者がこの2選手と同等、あるいはそれ以上に警戒感を強めるのが、このK・ケラーだ。
「昨季の夏場ごろのケラーは正直手のつけようがなかった。パワーカーブも厄介でしたが、なんといってもあの〝吹きあがってくるような〟ストレート。最速で157キロでしょ。あれを見せられるとプロの打者でも〝目つけ〟ができなくなる。奪三振率も一時は20近くまで上がっていましたよね。異常な数字ですよ」(セ球団スコアラー)
K・ケラー本人も「イエス。自分の最大の持ち味は直球のクオリティー。去年は沖縄のキャンプに参加することができなかったが今年は違う。開幕に向けてスピードと質を最高の状態にもっていきたい。沖縄は気温も高く過ごしやすい。実戦にもなるべく早く出るつもりだ。まだまだ自分は成長できると信じている」と力を込める。
今季の開幕戦(対DeNA、京セラ)は新守護神の湯浅がWBCに出場するため、岡田監督は〝代役守護神〟としてK・ケラーを起用する構想を現段階では示唆。1年ぶりとなる〝因縁〟の舞台でリベンジできるか。












