阪神の新助っ人、ヨハン・ミエセス外野手(27=前レッドソックス3A)が30日に春季キャンプ地の沖縄・宜野座で行われている先乗り合同自主トレに合流。「キャンプ地先乗りは、自分で決めたこと。しっかりと日本の文化を知りたいということと、シーズンに向けていい準備をしたいと思ったので」と語った。
185センチ、120キロの巨漢で、昭和のマット界を彩った名レスラー、アブドーラ・ザ・ブッチャーを彷彿とさせる風貌。金色のドレッドを「ちょんまげ」のように頭頂部で結び、胸にはゴールドの極太ネックレスが複数本…。岡田監督が「風貌がすごいで。迫力あるわ」と太鼓判を押していた通りの圧倒的なオーラを漂わせた。
だが、ひとたびグラウンドに入ってしまえば、そこは野球人。佐藤輝や岩崎らにさっそく絡まれ人懐っこい笑顔を見せれば「ナカノ! バモス(さあ、いこうぜ)!」と中野に声かけをするなど、コミュニケーション力の高さをうかがわせる一幕もみられた。
阪神は今オフ、ミエセスと同じ右打者のシェルドン・ノイジー外野手(28=前アスレチックス)も獲得。両者は左翼の定位置をめぐり、今春のキャンプで争うことになる。だがメジャー経験のあるノイジーの方が、年俸、実績、期待値の面でミエセスを上回るのが現状。岡田監督も「(ミエセスよりも)ノイジーの方に期待している」と入団前の時点で〝格差〟をつけた扱いをしていた。
とはいえ阪神の球団史をひもとけば〝じゃない方助っ人〟の方が大活躍したケースも数多くある。代表格は先日、野球殿堂入りを果たしたばかりの「史上最強の助っ人」ランディ・バース氏で、1983年に同期入団したスティーブ・ストローターの方が球団からの期待値が高かった。
「JFK」の一角、ジェフ・ウィリアムス氏も、2002年に同期入団したルー・ポートの方が当初は「正守護神候補」扱いされていた。
今はまだ、ノイジーの〝スペア〟扱いのミエセスだが、立場逆転の可能性も十分。異国の地でジャパニーズドリームをつかみとれるか、注目したい。












