女子プロレス「スターダム」の〝妖精〟なつぽい(27)が、堂々の「ジュリア超え」を掲げた。

 2月4日のエディオンアリーナ大阪第1競技場大会で15選手が参加して行われる「ベルト挑戦権争奪『浪速ルーレット』シングル勝ち抜き戦」を優勝すれば、好きなタイトルへの挑戦権利が与えられる。

 なつぽいは「正直、赤いベルト(ワールド王座)に興味ないんです。でも、どうせジュリアちゃんを超えるのに、ベルトがついてきたらラッキーかも」とワールド王者に視線を向ける。

 きっかけは、21日高田馬場大会の「ジュリア試練の10人掛けマッチ」だ。1人3分という短い時間ながら、8番手で対角に立った。「今の力を見せつけるんだっていう気持ちで、あえてあの時と同じ技をぶっ放しました」。昨年7月の立川大会でジュリア率いる「ドンナ・デル・モンド」を離れ「コズミック・エンジェルズ」に加入した。まさにジュリアを裏切った瞬間を再現するかのようにトラースキックとジャーマンを出した。

 その気持ちをくみ取ったのか、ジュリアからは顔面にあざが残るほど強烈な頭突きを見舞われた。「ジュリアちゃんの頭突きって名物だし、大事な試合とか、相手で出すイメージがあったからうれしかった。受けたことなかったし、私に出したってところにすごく意味があると感じた」

10人掛けで対戦後、ジュリア(奥)に抱きつくなつぽい
10人掛けで対戦後、ジュリア(奥)に抱きつくなつぽい

 時間切れドローの試合後になつぽいが抱きつくと、優しく頭をなでられ会場は騒然。2人の関係が1歩進んだ瞬間だった。なつぽいは「ジュリアちゃんはスターダムに入ったばかりの私を受け入れてくれたホームだし、言葉とか生きざまとかは尊敬してる。今でも大好きな人」とした上で「何十回やられても挑んでいきたい。ジュリアちゃんの強さを超えないといけない」と闘志を燃やす。

 同じ大阪大会でジュリアは鈴季すずとのV1戦を控える。赤いベルトをかけ、再びリングで向き合うことはできるか。