大補強でV奪回を目指すソフトバンクで、小久保裕紀二軍監督(51)の若鷹を奮い立たせる〝言葉力〟にも期待が集まっている。
チーム関係者は「(昨季も)厳しいところは厳しく、寄り添うところは寄り添い、若い選手を導く立場として、これ以上の適任者はいないんじゃないかというくらいだった。チーム内の競争もより激しくなる中で、その役割は大きいと思う」とうなずいた。
一軍に送り出し、二軍に落ちてきた選手を迎え入れる立場。就任1年目から試行錯誤する若鷹に刺さる言葉を口にしてきた。今季3年目の田上は「人生はネタ作り」との考え方を聞き感銘を受けたという。「人生をグラフみたいにした時、下(悪い時)が低ければ低いほど(良い時と)差が出て面白い。自分がどれだけダメでも、ここからもっと頑張って差を大きくしてやろうと思えた」と口にする。
また、自己最多の73試合の出場で打率2割7分8厘と課題の打撃力が向上した川瀬も「小久保監督の言葉がなかったら、この成績を残せていない。感謝したい」と話す一人だ。二軍降格となった日のミーティングの場で、他選手もいる前で打撃を「ゼロからやり直せ」とピシャリと言われたことが転機となったという。「1対1ではなく、みんなの前でポンと言われてヤバいと思った。どこかにプライドがあったが初めてプライドを全部捨ててやった」と振り返る。
世代交代がテーマでもあった昨季から一転して、チームはV奪回が至上命令となっている。補強組が加わる中で若手組がいかに数少ないチャンスを生かせるか。小久保二軍監督の存在もカギとなりそうだ。












