自分のペースは崩さない。広島のドラフト6位・長谷部銀次投手(24=トヨタ自動車)が13日、広島県廿日市市の大野練習場で行われた新人合同自主トレでブルペン入り。傾斜を確認しながら、立ち投げで直球だけを18球投げた。

 第2クール初日にブルペン入りした理由について長谷部は「自主トレからボールを投げるのが順調に進んでいた。体の反応を見る機会になればいいなと思って入った」と説明。5人いる新人投手の中では〝1番乗り〟だった。

 自身の今年初ブルペンでもあったが、長谷部は「自分のイメージ通り、バランスよく投げられた」と振り返った。そして「明日(14日)になってみないと何とも言えないが、問題がなければ15日に中1日で入るかもしれない」とも話した。

 ただ、焦りは全くないという。「自分の思い描いている、イメージしている準備はできていて、焦らずに自分のペースで毎日やれている。そこはいいのかなと思う」と語る。春季キャンプに向けて少しずつ〝プロ仕様〟の体に仕上げている。