阪神のドラフト1位ルーキー・森下翔太外野手(22=中大)が8日、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で報道陣の取材に応対。9日から始まる新人合同自主トレへ向け意気込みを語るとともに、マニアックな米球界知識を披露した。

 初日の練習には岡田彰布監督も視察のため球場を訪れる予定だが「自分のやるべきことをやれればいい。頑張りすぎずに自分の100パーセント以上を出さないように、程よく自分のプレーをしたい」と自然体で臨む構えを強調。2月1日から始まる春季キャンプ(沖縄・宜野座)へ向け、まずはしっかりとケガをしない体づくりに取り組む。

 大のMLB好きということもあり、動画投稿サイトだけではなく、個人的なネットワークを駆使して様々な映像を入手し、自身の打撃フォーム改良の参考にしているという。現役バリバリの著名なメジャーリーガーよりも「新人選手やプロ入りしていない若手プロスペクト」から学ぶべき点が多いとのことで、最近のお気に入りは米大学球界の注目株として知られるトミー・ホワイト。「プロでまだ活躍していない自分と同じ境遇。いきなり上(メジャーリーガー)の選手を参考にするのではなく、同年代の(米国の)選手たちが未熟なところから技術をつかむ過程を学びたい」。自身の進歩の段階と重ね合わせながら、海の向こうの若手選手たちの成長と活躍を手本にする。

「米国の選手はコンパクトに、シンプルにバットを振りぬく。そうでなくては160キロ近いボールを打ち返すことはできない。手先でなく体全体で打っている点は自分も目指したい。将来的にはメジャーに挑戦したいという思いもあるので」と語った虎の背番号1。ファーム・鳴尾浜の土にまみれながら、大きな夢への第一歩を踏み出す。