【WBCメンバー予想・野手編】3大会ぶりの世界一奪回を目指す侍ジャパンに期待が高まっている。エンゼルス・大谷翔平投手(28)とパドレス・ダルビッシュ有投手(36)、カブス・鈴木誠也外野手(28)らが2023年3月開催の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への参加意思を表明。NPBの選抜メンバーだけでなく、MLBで活躍する大物たちも続々と加わることになりそうな栗山監督率いる野球日本代表には「歴代最強」との声もある。そんな日本を他のWBC参加国はどう見ているのか。台湾の人気スポーツジャーナリスト・雷明正氏が忖度なしでメンバーを予想し、分析した。
野手にも目を向けていく。捕手は経験豊富な甲斐拓也(30=ソフトバンク)、控えとして中村悠平(32=ヤクルト)、それにDH起用も視野に入れた森友哉(27=オリックス)と使い勝手のある坂倉将吾(24=広島)だ。ポジション別で見ていくと一塁は右の大砲・山川穂高(31=西武)、二塁は守備重視で菊池涼介(32=広島)、三塁は台湾でも話題沸騰だった「村神様」こと村上宗隆(22=ヤクルト)、遊撃は源田壮亮(29=西武)だろう。内野なら攻守にわたって優れている浅村栄斗(32=楽天)や牧秀悟(24=DeNA)、代表歴の長い山田哲人(30=ヤクルト)、巨人の長距離砲・岡本和真(26)も選考争いに入る。長らく日本の正遊撃手を任された巨人・坂本勇人(34)はコンディション面も含め総合的判断で代表招へいは難しい。
外野はカブス・鈴木、そして阪神・近本光司(28)、ヤクルト・塩見泰隆(29)で固めたい。本来ならDH起用を念頭に吉田正尚(29)が入るのが理想だが、レッドソックスへの移籍が成立したことで千賀同様にWBC参加は難しいだろう。だが、日本の外野には他にも優秀な代表候補たちがひしめき合う。内野手登録ながら外野も守れる周東佑京(26=ソフトバンク)と西川龍馬(28=広島)の2人は短期決戦では有効的な「足」も使え、有力候補に浮上してくる。近藤健介(29=ソフトバンク)も当然〝DH候補〟となってくるし、内外野を守れる佐藤輝明(23=阪神)にも貴重な存在として選出の可能性が残されているとみる。ここに前出のヌートバーとクワンが加われば、文句なしで空前絶後の最強布陣ができ上がるはずだ。
柳田悠岐(34=ソフトバンク)のメンバー入りには疑問符を付けておく。22年シーズンはやや物足りない成績に終わったのが気がかりだ。とはいえ、彼が選ばれれば他国にとって警戒されるべき難敵であることに変わりはない。
次のWBC1次ラウンドで台湾はプールAに組み込まれている。「歴代最強」の日本はプールBだけに最初の顔合わせが避けられたのは〝朗報〟ととらえたい。
☆らい・めいせい 1987年6月25日生まれ。台湾・台北市出身。2015年に台湾メディア大手「三立新聞グループ」に入社し、編集兼スポーツ番記者として活躍。18年に中国系メディアで経済番記者を務め、19年に今日新聞(NOWNEWS)へ。野球担当として健筆を振るう。20年4月から「CNEWS」で政治部記者として活躍し、現在は新北市市議員・林秉宥氏(与党・民進党)の秘書を務めている。一方で「台湾イレブンスポーツ」でも野球中継の解説者として軽妙なトークを繰り広げるなどスポーツライターの活動も継続中。「最も日本プロ野球に詳しい台湾人」として知られ、幅広い人脈を生かした鋭い分析と辛口批評が持ち味。「台湾の六角精児」の異名も持つ。











