西武・高橋光成投手(25)の契約更改が20日に行われ、7000万円アップの1億8000万円で来季の契約を更改した。

 今季12勝8敗、防御率2・20のキャリアハイで大幅昇給を勝ち取った高橋光は、代理人同席の会見の場で将来的なメジャー挑戦の意思を表明。「自分の夢というか、将来メジャーでプレーしたいというのは球団に強く伝えました。いつというのはないですけど、自分の意思は伝えました」と初めて、その思いをメディアの前で語った。

 西武在籍時から師事するブルージェイズ・菊池の影響を受け、昨オフにはテキサス州フォートワースにある元同僚のザック・ニール邸を訪れるなど、着々と将来の渡米に対する準備を整えてきた。

 今オフはフィラデルフィアで行われたワールドシリーズを観戦し「日本にはない雰囲気で、みんな体が大きくてホームランをバンバン。スケールが大きいと感じた。全ての面で自分のレベルを上げていかないといけない。来年もっとレベルアップしてチームを優勝、日本一に導けるようにやっていきたい」と大黒柱としての新たな自覚も芽生えた。

 一方で、今オフは国内FA関連の「5案件」に近藤のFA参戦、平良の先発転向、山田遥のトレード問題など多忙を極める渡辺GMにとって、この案件は想定内のことだったようだ。

 同GMは「将来的にメジャーの夢があるという話は知っているし、意思があるということを聞いただけです。いつポスティングさせるとかそういう話ではない。まずは来季、中心となってやってほしいし、それだけの投手になってきている。本人は優勝、日本一ということを意識していて、それだけの自覚も出てきた。素晴らしいことだし、1年間ケガなくやってほしい」とメジャーという目標に向けた本人の意識向上を歓迎した。

 その上で「もうひとつ物足りないと私は感じます」と大事なゲームで勝ち切れない〝エース候補〟の課題をこう語った。

「カードの頭でエース対決が多い。その中である程度の成績を残してくれているとは思うが、大勝ちはしていない。そこまでのピッチャーになってほしいという希望は持っている。それだけのポテンシャルはあるピッチャー。やっぱり11、12勝だと『ん?』という感じだと思う。打線との絡みもあるけど、西武のエース、みんなが認めるエースになってもらいたい。そのぐらいの気概を持って来シーズン臨んでほしい」

 つまり、これが千賀、山本由伸レベルにはまだ到達していない高橋光の〝ポスティング容認条件〟でもあるということだ。(金額は推定)