10月1日に死去したアントニオ猪木さん(享年79)の追悼イベント「INOKI BOM―BA―YE×巌流島in両国(猪木祭り)」(28日、東京・両国国技館)に新日本プロレスの柴田勝頼(43)が参戦することが発表された。

 14日に都内で会見が行われ、谷川貞治プロデューサーとともに出席。開口一番「猪木さんに呼ばれてここに来ました。自分なりのやり方でアントニオ猪木を弔わせていただきたいと考えてます」。父の故勝久さんが旗揚げメンバーであることからも「猪木さんがいなければ新日本プロレスができていなくて、新日本プロレスがなかったら自分は生まれていない。思い入れというか、この大会に出ない理由がないぐらいに思っている」と力強く語った。

 柴田は2017年4月両国大会後に急性硬膜下血種と診断され長期欠場。今年1月4日の東京ドーム大会で復帰を果たしたが、不安が消えたわけではない。

 そこで今回は頭部への打撃を禁止したUWFルールで試合で行われることになった。ただ、柴田本人は「自分としては(ルールは)何でもいい。(出場を巡っては新日本と)うまく話が進まなかった部分もあったので、最悪やめてでも出ようかなぐらい思っていた」との覚悟を持っていたという。

 それでも「遅くなったけど、ここに来ていろんなことがクリアになって大会(出場)にこぎつけたということ。新日本プロレスのご理解あってのことなのでそこはしっかりやりたい」と団体の〝ゴーサイン〟に感謝を述べた。

 これまでプロレスラーの名前が発表されず「令和猪木軍」総監督の〝元暴走王〟小川直也氏が不満を口にしていたが、柴田は「俺がここに来たから、もう大丈夫。小川総監督にひと言言うとすれば『クソ落ち着いてください』ということ」と冷静にコメント。また、対戦相手が米格闘技団体「UFC」参戦経験があるトム・ローラーに決まり「闘魂の火を消したくない。それが一番」と、天国の師匠に勝利を届けるつもりだ。