これぞ、元暴走王の真骨頂だ! 10月1日に死去したアントニオ猪木さん(享年79)の追悼イベント「INOKI BOM―BA―YE×巌流島in両国(猪木祭り)」(12月28日、東京・両国国技館)で、「令和猪木軍」の総監督を務める小川直也氏(54)が大激怒だ。25日に発表された対戦カードに〝闘魂ファイター〟が不在だったことが原因だが、ならば猪木さんの弟子・小川氏の現役復帰はあるのか? 緊急直撃した――。

 ――猪木さんの追悼大会に新日本プロレス勢の名前がないことに不満を示した

 小川氏(以下小川)猪木さんが新日本の終身名誉会長になってるわけじゃない? やっぱりそこの団体に所属している選手が一人も出ないのは、いかがなものかなと。お葬式とかお通夜とかは来て、肝心の猪木祭りに来ないっていうのがちょっと違和感があるな。だったら、終身名誉会長にするなよって話ですよ。しかも創設者だよ? それは誰が聞いても不思議な話じゃない?

 ――新日本以外の団体から参戦する可能性は

 小川 全日本プロレスとかノアとか他の団体については、(24日の猪木さんの)四十九日法要に顔出しているから、てっきり皆さん協力するもんだと思ってた。それで、RIZINにも確認したら「協力しない」って言ってたから。ちょっと、今から真意を確かめにいかないと。まずはどうなんだって、各団体に乗り込むかな。オレは乱入とか襲撃が一番得意なんだから。

 ――…。それなら小川さんが復帰して、試合に出れば問題ないのでは

 小川 それはどうかな。ハハハハハッ~。猪木イズムを継がないといけないから。猪木さんも「絶対に復帰しない」って言い、におわせながらもやっぱり復帰しなかったからね。引退しても復帰する人がいるけれど、猪木さんは「(復帰は)安っぽくなる」と言ってたし。「アントニオ猪木はそういうことしちゃいけないだろ」と。「アントニオ猪木」という名前をプロレスラーとして大事にしていたから。

 ――猪木さんと同じく復帰はしない

 小川 望まれてるか、望まれていないかの話だし。望まれてもないのに、オレが復帰するなんて変な話だから。

 ――望まれたらリングに上がるのか

 小川 ファンが受け入れるか、受け入れないかだね。年齢関係なく、ファンが良けりゃいいんじゃないっていうのが、(大会プロデューサーの)谷川(貞治)さんの考え方の基本ラインだから。でも結局、お客さんが見たいなと思ったら、谷川さんもその機会をつくらざるを得ない。そしてその声を拾うのは、オレたちの仕事だと思うし。オレの復帰どうこうではなく、ファンの皆さんが発してくれれば実現させようとするので、ぜひともいろいろな声を発してほしいな。