大相撲夏場所10日目(19日、東京・両国国技館)、藤凌駕(23=藤島)が幕内時疾風(29=時津風)を力強く押し出して8勝目(2敗)。幕内で初めて勝ち越しを決めた。
取組後は「相手に何もさせずに、一気に前に出るのが自分の相撲だと思っている。中に入らせないというか、自分の足を止めないのが一番。勝ち越し? 意識はするけど、それは二の次。自分の相撲を取るのが最優先なので」と納得の表情を浮かべた。
藤凌駕は、拓大4年時の2024年全日本選手権で3位に輝き、藤島部屋に入門。昨年春場所で、幕下最下位格付け出しで初土俵を踏んだ。新入幕となった先場所は惜しくも7勝8敗で負け越したが、初参加となった春巡業で関取衆と積極的に稽古を積んできた。自身の飛躍の要因について「巡業先での稽古がいい経験だった。幕内のスピードと重さを味わった」と分析した。
この日の結果により、賜杯争いは2敗で6人が並ぶ大混戦に。「目の前の一番に集中。そんなことは考えずに、自分の相撲を取り切る」と気持ちを引き締めた。終盤戦に向けて「まだ残り5日あるので。全部勝ち取るつもりで豪快な押し相撲を取っていきたい」と力を込めた。













