西武の絶対的セットアッパー・平良海馬投手(23)の先発転向でチームのブルペン再編が注目されている。
先日の契約更改で、先発挑戦直訴が実った平良は「素直に自分の意見を強く持って話し合いができたことは本当によかったと思う」とえびす顔。更改を終えた翌日に渡米し、すでに先発転向に向けたトレーニングを開始している。
相手目線から見れば攻略の糸口がなかなかつかめない、リーグ屈指のリリーバーがブルペンから去ったことは大歓迎だろう。
増田、水上、本田、森脇と今季パ・リーグトップのチーム防御率をけん引したライオンズブルペン陣。その中でも61試合に登板し、1勝34ホールド9セーブ、防御率1・56で、今年もイニング以上の75奪三振をマークした平良の存在感は圧倒的だった。
この大きな一枚を失うことで渡辺久信GM(57)は編成の観点から「これから補強も含めて現在いる選手の抜擢、育成をしていきたい」。新外国人補強、ドラフト4位・青山美夏人投手(亜大)の適性などを含め、その穴を埋めていくことになるが、平良の代わりはまずいない。
この2年の飛躍で新人王&最優秀中継ぎ投手に輝いた水上のさらなる飛躍を中心としたブルペン全体の底上げが急務だが、20年の古巣復帰から3年をかけて現在のブルペンを整備してきた豊田清投手コーチ(51)がどんな構想を描いているのか。自身が現役時代に東尾修監督に説得され、先発から守護神に配置転換されたように、先発3本柱の一角・今井達也投手(24)をコンバートするのもひとつの案かもしれない。
周囲から「球が強く性格的にもリリーフ適性がありそう。何より武隈さんの背番号48を継いだのだから、これを期にブルペン転向するちょうどいいタイミング」とも言われている今井。キャンプまでに豊田コーチがどう構想し、平良の抜けたブルペンを再編していくのか、楽しみではある。












