西武の新入団選手会見が6日、東京・港区の品川プリンスホテルで開かれ、支配下6選手、育成4選手の計10名がお披露目された。

 その中で異彩を放っていたのが、育成4位の是沢涼輔捕手(法大4年)だった。新人選手全員に渡されていた色紙に、自らのプロでの目標を「北極星」と書き込み、こう自己PRを行った。

「自分が掲げた目標は『北極星』です。小学生の頃に天体の光というのは数百年前から届いているということを知り、非常に共感を感じました。また、北極星は北に位置し続け、多くの旅人たちの指針となってきました。自分自身、高校、大学で控えという経歴があります。決して野球エリートではありませんが、一生懸命練習して一軍の舞台で活躍することで、未来の野球少年、少女たちに光を灯せるような選手を目指していきたいと思います。まずは支配下登録目指して頑張ります」

 多くの選手が「首位打者」(1位・蛭間)「ゴールデン・グラブ賞」(6位・児玉)などプロ野球界での具体的目標を書き込む中、是沢の目標は視点が他の9人とは違い機知に富むものであった。

目標の「北極星」について説明する是沢
目標の「北極星」について説明する是沢

 さらに是沢は、西武の印象、松井稼頭央監督の印象を問われこう切り返した。

「西武ライオンズさんの印象はYouTubeなどでチャンステーマをよく聞くんですが、男性パートのみならず、女性パートもすごく声が出ていて、性別問わず人気の球団なんだなという印象を持っております。また、松井監督はボクの勝手な印象ですが『筋肉』という印象があります。2013年、ボクが中学生だった頃に(楽天で)日本一を経験されていると思うんですが、その最後のビールかけでタンクトップを着ていらっしゃった。そのはみ出た上腕二頭筋や胸筋が非常に印象に残っています。野球だけでなく、筋トレもぜひご教授いただけたら幸いです」

 こう言って松井稼頭央監督を苦笑いさせ、会見会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

 これをキッカケに筋トレマニアぶりを多くの新人選手にイジられた松井監督は「みんなしっかりしてるね。すごいなと思うね。考えもそうだし、しっかりと自分の意見も伝えられている」と感心しながら「(筋トレを)選手とはなかなかできないんでね。(選手が)ウエートしていたらちょっとタンクトップで前、通ったろうかな」とささやかな反撃を企てていた。