西武・渡辺久信GM(57)が4日、平良海馬投手(23)の先発転向要求を容認した経緯を説明した。
同GMは「彼の先発に対する意思の固さもあった。なかなかあれだけの絶対的な後ろのピッチャーを先発に回すのは難しい決断だったが、首脳陣(松井監督、豊田投手コーチ)とも話し合って先発にチャレンジさせようということになった」と前回交渉から2日での歩み寄りの背景を語った。
その上で「一枚そこが抜けるということで、これから補強も含めて、現在いる選手の抜擢もあるだろうし、育成もある。(オリックスからの人的補償や現役ドラフトは)平良の替わりになる人がいるかどうか。それはなかなか難しいと思う。しっかりチェックはします。それはもう育てていくかですよね」とブルペン再編に言及した。
退路を断って先発挑戦する平良に対しては「ここからしっかり先発に対しての調整に入っていくと思うので、このオフの自主トレ、キャンプ、オープン戦としっかりチャレンジしてもらいたい。ローテの枠をひとつ与えるということではないので、先発候補のピッチャーと競争してもらってしっかりやってもらいたい」と期待を込めた。
平良本人も「やったことのないポジションなので失敗するかもしれないし、大成功するかもしれない」と語る未知数の先発について「多い球数を放ってもいないし、放った後のリカバリーもどうなるか分からない状態。実際ちょっと様子を見ないといけない。でも、あれだけのポテンシャルを持っているピッチャーなので、やるからにはカードの頭に行くぐらいのつもりで。それぐらいの期待はしている」と語った。 そして、強い本人の要望を飲んだ上でゴーサインを出した球団にも覚悟があるようだ。
渡辺GMは「始まった後のことは現場が決めることですが」と前置きしながら「1回、2回失敗したからってすぐに中継ぎに戻すことはないと思います。(本人も)そんな簡単に決めた先発転向ではないと思う」とダメなら中継ぎ再転向の退路を断つ球団の覚悟を語っていた。












