西武・平良海馬投手(23)の先発志願問題に対し、渡辺久信GM(57)が球団としての見解を語った。

 2日の契約更改交渉で1億7000万円を保留した平良は「2019年から先発をやりたいといってきた。さすがに4年目も中継ぎはやれない。(先発への)チャンスもないということで、個人的に不公平が募って今、大爆発です」と現状起用に対する〝フラストレーション〟を語り、来季の先発挑戦を強く訴えた。

 渡辺GMは「後ろに強力なピッチャーがいるのといないのとでは、全然違う。平良が数年前から先発をやりたいというのは聞いている。現場の監督、コーチを含めて話をしてやっぱり後ろに。あのピッチャーが一枚抜けることによって、だいぶブルペンも変わってくる。ただ、平良の気持ちも分かる。だから来年はまず後ろでやってもらって、再来年は本人の希望通り先発というのをやらせるという話をしているんですけど、それが彼は納得ができないみたいで、すぐにでも転向したい(と思っている)」と平良の心情も理解した上で、ここまでの経緯を説明した。

 その上で同GMは「でも、それは平良が決めることではないので。チームとしたら後ろにいてほしいという話をしたんだけど、いかんせん、本人がそういう形で頑なにそういう話をするものだから。彼は彼なりに自分のキャリアとかを考えた中で転向はしたいというんだけど、やはりチームで戦っている以上、それは現場の考えもある。だからこそ、妥協案として再来年から、それまでに後ろ(ブルペン)を整えるという選択はあったんだけど、本人が…」と言葉を尽くしながら、苦笑いを浮かべた。

 この4年間で203試合(194回2/3)に登板し防御率1・66、230奪三振をマークする160キロ右腕だけに渡辺GMも「彼はスペシャルなんで、簡単に(配置転換とは)いかない」ことを強調した。

 次回交渉は4日の予定。同GMは「現場とも話をして着地点を見つけないと、サインしてくれないというから」と再び苦笑い。多くのFA案件を抱える今オフの契約交渉に、また新たな難題が加わった。(金額は推定)