ソフトバンクの三笠杉彦GMが10日、オンライン取材に応じ、海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す千賀滉大投手(29)について語った。育成出身初のメジャーリーガー誕生が目前。球団方針として海外FA権取得前に米挑戦が可能なポスティング制度の利用を認めてこなかった経緯があるが、権利を得て夢を実現するエースにエールを送った。

〝育成の鷹〟を象徴する最高傑作だ。「育成から入って、育成システムから羽ばたく選手。羽ばたいてほしい」。三軍制スタートとともに入団した右腕のメジャーでの成功を願った。「われわれの立場としても自信、実績になる」。さらなる立身出世に大いに期待した。

「最新の科学的アプローチや合理的なアプローチ、最先端のもの取り入れて思考と努力を重ねてきた。経験と知識、思考力の高い選手」と千賀を評した三笠GM。今後、球団の未来について意見を聞く機会を設けることも明かした。その上で「ぜひ戻ってきてもらいたい。(メジャーでの)経験を還元してほしい。純粋に戦力として戻ってきて、副次的な効果も期待したい」と将来的な復帰も望んだ。

 育成入団から次々に壁を乗り越えてきた千賀。後輩やこれからプロ野球を志す後進に与える影響は計り知れない。球団にとっても、日本球界にとっても、その足跡は今後も大きな意味を持ち続ける。