若い今だからこそできる練習を…。巨人の久保康生巡回投手コーチ(64)が7日に、宮崎巨人キャンプで残留練習組に「久保塾」を開いた。
キャンプ合流初日となった4日から若手選手たちに熱血指導を行っていた久保コーチ。やじろべえのように体を揺らして力の原理を確かめる〝やじろべえ理論〟を教え込み、選手たちも投球時の重心移動の感覚をつかむために早速実践している。
この日は一軍本隊とは別に宮崎のキャンプ地で残留練習をしていた山田、石田、代木、木下の若手4選手を指導。ブルペンで石田ら上投げの選手に対してはそれぞれ異なる角度や方向の傾斜板を用意し、その上で投球練習を実施。横投げの代木に対しては傾斜板は使わず、2割の力感で投球するよう指示した。
これらの練習も〝やじろべえ〟理論の実践編だ。久保コーチは木下を例に挙げ「上から投げるために、木下君の場合は体の回転軸があるから、平均台(傾斜板)の上に載って投げることで自分の回転軸をつぶさないように確かめる。そうすると投げた後に自分の頭と体のバランスがどこにあるのかというのがセンサーになって分かってくる」と、投球時の体の軸の動きを確かめる目的であることを説明。個人間で重心移動の癖は異なるため、別々の傾斜板を用意したことも明かした。
さらには「自分の動きの中で本当に必要な動きはどこにあるのか。それを分かってないと長丁場で投げることはできない。スローモーションで投げられないと力が伝わってないということになる。それをできるだけ若い時に、基礎的なものとしてしっかり体に身に着けていく」と代木に課したメニューの真意についても解説した。
入塾者も効果を実感。練習後、石田は「昨日から体重移動を教わった中で、今日は自分のフォームにつなげながら練習した。やりたいことというか、(つかんだ)感じは出てきたので。いい球と悪い球あったんですけど、いい球に近づけられるような感覚はありました」と早くもコツをつかみかけているようだった。
来季の飛躍が待たれるヤングGたちにとっては、この秋季キャンプは貴重な鍛錬期間。大きな収穫を得てステップアップの礎としたいところだ。












