〝向学心〟は不変だ。スピードスケートで平昌五輪女子500メートル金メダルの小平奈緒(36=相沢病院)が27日、都内で開かれた引退会見に出席。今後は11月1日付で母校・信州大の特任教授に就任し、来年1月から1年生を対象に健康科学やキャリア形成の講義を担当することを明かした。元五輪女王は「『知るを楽しむ』ということと『唯一無二の自己表現』というテーマを引き続き探求していきたい」と抱負を語った。

 小平にとって「学び」は生涯のテーマでもある。中高6年間を指導した新谷純夫氏は「中学や高校の時は練習の合間に勉強していたし、合宿の時でも教科書や参考書を持ち込んでいた。スケートの練習ノートも小さいころから毎日書いていた。真面目な話、大学ノートを積み重ねたら、部屋いっぱいになるくらいかもしれないね」と証言。学習意欲は幼少期からの筋金入りだ。

 今後は自身の学びを深めながら、下の世代に伝えていく立場となる。小平は「子供たちの可能性を引き出せる存在として成長できたら」と意気込んだ。