フィギュアスケート男子のネーサン・チェン(23=米国)が、騒動に揺れている北京五輪の団体戦について言及した。

 シングルで金メダルを獲得したチェンだが、2位に入った団体戦のメダルは、女子のカミラ・ワリエワ(16=ロシア)がドーピング検査で陽性判定を受けた影響もあり、まだ手にしていない。

 そんな中、チェンは米メディア「insider」に「米国チームの一員である以上、北京五輪でメダルを受け取り、チームとして祝福することはすばらしい機会だったと思う。今、私たちは世界中に散らばっています。だからチームが一つの場所に集まることはもうない」と複雑な心境を吐露した。

 ただ、ワリエワのドーピング問題が個人のパフォーマンスに影響を与えたとは考えていない。「もちろんスケート界にとって衝撃的な出来事だったし、多くの決定は他の選手の手には負えないものだった」と当時を回想しながらも「五輪では、誰もが自分の仕事をするためにそこにいて、彼らができる最高のパフォーマンスをしようとすることに集中している」との見解を示した。

 今後の展開次第では、米国が繰り上げで金メダルに輝く可能性もあるだけに「私たちは結果を聞き、チームのメダルが何色になるか楽しみにしています」と締めくくったチェン。個人&団体の2冠に思いをはせているようだ。