11月の侍ジャパンの強化試合に招集されているソフトバンクの周東佑京内野手(26)が〝意外な武器〟で注目を集めている。球界屈指の俊足や打撃、内外野を問わない守備とは別に〝通る声〟も魅力の一つだという。チーム関係者は「みんながいつも感心している。アイツの声は本当によく通る」と証言する。

 ソフトバンクは元気印だった松田宣浩の退団が決定済み。チーム内では「松田の声は元気があって声量も大きかったが、球場中に響き渡るほどはっきりと声が通るから相手に威圧感を与えたし、チームに活気を生んだ」と言われていた。「ベンチに活気のあるチームほど強い。だから貴重な存在」(球団関係者)なだけに、松田に負けないほどの「周東の通る声」は来季の一軍ベンチに欠かせない。

 今季の周東は昨秋手術した右肩の影響で出遅れ、出場80試合にとどまり打率2割6分7厘、22盗塁。そのポテンシャルを高く評価する藤本監督はレギュラー定着を熱望しており「周東も来年は勝負しないといけない。レギュラーを取ってもらわないとチームは困る。(この秋)休んでいる暇はない」と侍の強化試合終了後の宮崎秋季キャンプ合流を厳命した。

 俊足で、打撃で、守備で、声で――来季の周東にかかる期待は大きい。