巨人のドラ1守護神・大勢が今季最終戦となった2日のDeNA戦(横浜)で2点リードの9回に登板。3―2で逃げ切り、新人歴代最多タイとなる37セーブをマークした。

 絶体絶命のピンチでも、背番号15は動じなかった。2点リードの9回一死一、三塁で関根の当たりは正面の二ゴロ。併殺で試合終了と思いきや、二塁・吉川の送球を遊撃・坂本がまさかの後逸。1点差に迫られ、なおも一死一、二塁とピンチが続いた。

 だが、ここから大勢が凄みを見せた。藤田を二ゴロに打ち取ると、二死二、三塁で桑原を空振り三振に仕留めガッツポーズ。力でねじ伏せ最多記録に並んだ大勢は「野手の皆さんに助けられながら、37セーブできたかなと思っています」と感謝した。

 5回無失点のエース・菅野に2年ぶり2桁勝利となる10勝目をもたらした右腕に、原監督は「完全に自分の力で、この数字を残したという感じがしますね。自立した形で1年間戦い抜けたというのは、非常に価値あると思いますね」とうなずいた。

 有終の美を飾ったもののチームは68勝72敗3分の4位と2年連続の借金フィニッシュ。指揮官は「私自身も悔しさというものを忘れずに、まあ、次につなげていくということが大事なことだと思います」と前を向いた。

 来季巻き返しへ補強を積極的に行う。ソフトバンクの退団が決まった松田宣浩内野手の獲得調査を決断。チームはもちろん、侍ジャパンでもリーダーとして活躍したベテランの動きを注視していく。