中日・根尾昂投手(22)が今季最終戦となった2日の広島戦(マツダ)でプロ初先発を果たし、3回を1安打無失点と好投を披露した。

 先発でも非凡な能力を発揮。50球がメドだったため初回から飛ばし、自己最多の57球を投げ切って3回でマウンドを降りた。

 初回はいずれもフォークで先頭の野間を中飛、坂倉を投ゴロに抑えると、西川はスライダーで空振り三振に仕留めた。2回もマクブルーム、小園を三振に斬って圧巻の三者連続三振。3回は先頭の石原に安打を許すなど得点圏に走者を背負ったが、一死から野間をフォークで左飛、続く坂倉も147キロ直球で押して捕邪飛に抑えた。

 5月に投手転向後、全て中継ぎで24試合に登板し、0勝0敗1ホールド、防御率3・81の成績を残した。先発でこの日は最速150キロも計測し、無失点と任務を完了させた根尾は「先発した記憶がないくらい、本当にむちゃくちゃ久しぶりだったが、すごくいい緊張感はあった。絶対に初回はどんどん(攻めて)3人で終わりたいと思っていた」と明かした。

 3回無死一塁では6月19日の巨人戦以来となる打席へ入った。右翼・野間の好捕で安打にはならなかったが、右中間へ鋭い打球を飛ばした。「楽しかったです。バント(のサインが)出なかったので、打つしかないなという感じだった。一打者ですし、打てるに越したことはない」と振り返った。

 これで今季終了。「本当に誰にもできないような経験をさせてもらっている。その感謝の気持ちしかない。こうやって最後先発してシーズンを終えることができたのが今季の一番の収穫だし、財産。来年につながると思う」と話した。