中日・根尾昂投手(22)がチーム今季最終戦となる2日の広島戦(マツダ)でプロ初先発を果たす。

 プロ4年目の今季は開幕前の3月に内野から外野へ登録変更し、主に外野手として26試合に出場し打率2割1分1厘、0本塁打、4打点。すると、立浪監督との相談のうえ、交流戦明けの6月に野手から投手へ異例の転向。ここまで中継ぎとして24試合に登板し、0勝0敗1ホールド、防御率3・81の成績を残している。

 チームはすでに6年ぶりの最下位が確定。当初は10日から行われる宮崎・フェニックスリーグの中での先発テストを行う予定だったが、計画を前倒しにして〝閉幕投手〟を務めることになった。

 プロ初先発へ向けて根尾は「最後に先発できることに、まずは感謝の気持ち。非常にうれしい。中継ぎでシーズンを終えるのかなとずっと思っていたので、チャンスをいただいたのでモノにしたい。少しでも収穫があるように攻め込んでいきたい」と意気込んでいる。

 先発となれば、打席にも立つことになるが「打ちたいけど、ピッチング優先で…としておいてください」と打棒は二の次であることを強調。広島打線の印象について「初球からどんどん打ちにくる、すごい積極的な打者が多い」と警戒している。

 野手から投手の練習メニューに変わり、ウエートトレーニングで下半身を重点的に鍛えるなどして体重は4キロ増に成功。「ウエートは野手の時よりもやり込んでいる。ウエートをして走って、ご飯を食べて、寝て、ご飯を食べてという感じ。ご飯の量も寝る時間も増えたし、足も速くなっているので、別にプヨって感じではない」とニヤリ。

 送り出す立浪監督は「50球ぐらいが目安。そんなにすぐに、とんとん拍子でいくわけはない。まず1回経験させるということも大事だし、課題が出れば秋から来年に向けてやればいい。こういうチーム状況になったのでチャンスは与える。どんな投球になるか分からないが、思い切って投げてくれればいい」と期待を寄せている。

 根尾は「長く投げたい気持ちは、もちろんあるが、行けるところまで。自分のピッチングをすることに集中して、しっかり抑えられるように頑張ります」と腕をぶした。