巨人の田中将大投手(37)が20日に、前日19日のヤクルト戦(いわき)で今季初勝利を挙げた後輩・戸郷翔征投手(26)について言及した。

 同戦で7回無失点と好投し、昨年10月1日の中日戦(東京ドーム)以来、230日ぶりとなる白星を飾った戸郷。2022年から24年まで3年連続で2桁勝利をマークしたものの、昨季は成績不振により2度の二軍降格、8勝9敗と悔しい結果に終わった。

 田中将は今季でキャリア20年目を迎える大ベテラン。復活を目指してもがき続ける後輩に対してアドバイスを送ってきた。戸郷は開幕前に理想のリリースポイントを模索。その中で「(田中)将大さんが『他のところがよくなったら、自然と理想の位置で離せるはず。そうなったらいいものになるんじゃない』と話をしてくれた」と先輩からの言葉を明かしていた。

 背番号11は、この日の取材で「なにか自分が伝えられる部分だったり、『俺はこういう時、こう思うけど』っていうことだったり。いろいろやってきてますから、話をできることもありますので。ただやるのは彼自身だし、乗り越えるのも彼自身。昨日ひとつああいう投球をして勝って、(戸郷)翔征自身も気持ち的にすごく楽になるんじゃないですかね」と戸郷のさらなる復活劇に期待を込めた。

 ベテラン右腕、そして完全復活への糸口を掴んだ若きエースの投球で、2年ぶりリーグ優勝に追い風を吹かせられるか。