ドラゴンゲート23日の神戸大会で、望月ジュニア(20)と飯橋偉進(24)の2世レスラーが初共闘した。

「望月家」と「飯橋家」による親バカ抗争は、19日大田区大会のトライアングル王座戦(ジュニア、望月マサアキ、望月ススムVS偉進、維新力、ドン・フジイ)で望月家に軍配。試合後はマサアキと維新力の親同士で和解が成立し、偉進はM3K預かり(仮)となった。

 この日の大会で偉進はM3Kのトレードマークであるスカジャン、サングラス、キックボードを揃えて入場。マサアキ、ジュニア、ススム、神田ヤスシと組んで堀口元気、Eita、吉田隆司、菊田円、永野海斗組との10人タッグマッチに臨んだ。

 終盤には永野を孤立させると、偉進とジュニアが2対1の数的優位を作り出す。ジュニアのジャンピングニーのアシストを受けた偉進がフェースクラッシャーを発射。最後は変型スラムで3カウントを奪ってみせた。

 しかし試合後の勝ち名乗りでは偉進がジュニアの手を早々に振り払い、一人で退場。試合中もジュニアが押さえ込まれているのに、すぐ近くにいる偉進がカットに入らないなどまだまだ不和は残っている様子だ。

 偉進は「不本意ながらね、M3Kと組んで結果は残したけど、俺はM3Kに入ること納得してないし。自分の父親である維新力の頼みで組んでるだけだから。まだまだ(本格的には手を)組めないよ。でも今日みたいにどんどん勝利を重ねていくから楽しみにしていてください」と表明。呉越同舟の行方は、果たして――。