ドラゴンゲート19日の東京・大田区総合体育館大会で行われたオープン・ザ・ツインゲート選手権は挑戦者のドラゴン・ダイヤ(23)、菊田円組(22)がJACKY〝FANKY〟KAMEI(22)、ジェイソン・リー(29)組を撃破し第59代王者に輝いた。

 カンフー・マスターズが誇る王者組の連係に苦しめられた挑戦者組だったが、23歳の誕生日を前日に控えた菊田が躍動。尻爆弾(ヒップアタック)を連発すると、ダイヤも場外への空中弾を決めて敵軍の分断に成功する。

 孤立したジェイソンに対し、菊田は変型バスターから強烈なラリアートを発射。最後はシットダウン式パワーボムから垂直落下式高速パイルドライバーで突き刺し3カウントを奪った。

 ダイヤは「菊田一人の力と言っても過言ではないくらい頑張ってくれた。この勝利はお前のおかげだよ」とパートナーを称賛。自らの勝利で悲願の初タイトルを手にした菊田は「俺一人じゃ絶対取れないベルト。初めてのツインゲート、ベルトをダイヤさんと戴冠した。これはこれからのDカレッジプラス菊田円に大きな一歩があると、自分は信じて。そして22歳最後の日が最高の日になり、23歳がチャンピオンで始まる。そしてダイヤさんと2人で、ずっとチャンピオンを続けていけたら。そして(ドリームゲート王者の)吉岡(勇紀)さんは防衛して、3人でタイトルホルダーとしてこれからもっともっと突き進んでいくので目を離さないように」と、何度も「そして」を続けながらさらなる飛躍を誓っていた。