ドラゴンゲート19日の東京・大田区総合体育館大会で、オープン・ザ・トライアングルゲート王者の望月マサアキ(52)、望月ススム(44)、望月ジュニア(20)組が維新力(61)、ドン・フジイ(52)、飯橋偉進(24)組の挑戦を退け2度目の防衛に成功した。

 マサアキとジュニア、維新力と偉進の両親子による「望月家」と「飯橋家」の抗争は、ついに王座戦にまで発展。マサアキが強烈な蹴りを見舞えば維新力もぶちかましで応戦し、親バカ2人がいきなり激しく火花を散らす。これに触発されジュニアと偉進の息子同士も一歩も引かないチョップ合戦を展開した。

 望月親子は偉進にミドルキックを乱射。しかしジュニアが合体技攻勢にさらされて劣勢に。偉進のアルカトラズ(変型キャメルクラッチ)に捕獲されるが、これはマサアキが間一髪でカットに入った。

 偉進と1対1状態となったマサアキはツイスターを決めるが、これをカウント2で返される。ならばと一進一退の打撃合戦から回し蹴りを叩き込み、最後は真・最強ハイキックで激闘に終止符を打った。

 抗争を繰り広げてきた両家だが試合後のリング上ではノーサイド。維新力が「今日、偉進は完敗しました。これはまだまだ稽古が足りないと思います。望月さん、偉進を預かってもらえますか」と提案すると、マサアキも「偉進をM3K? 維新力さんがそう言うなら喜んでお受けしますよ」と了承。深いダメージの影響からか維新力が「頭を下げなさい」と何度言っても頭を下げなかった偉進の姿勢が少しだけ気がかりだったが、マサアキは「じゃあ、とりあえず、すぐM3Kに入るのではなく、次の試合から僕らと組んで、もしこの2人にしっかり絆が生まれたらということでいかがでしょうか」と提案し、維新力もM3Kの〝3種の神器〟であるサングラス、キックボード、スカジャンを用意することを約束した。

 10月2日に引退興行(新宿フェイス)を控えているレスラーとは思えないハツラツぶりを披露した維新力は「去年の大田区大会は客席で息子たちのデビュー戦を見てハラハラドキドキしていましたが、まさか1年後に偉進と組んでタイトルマッチをやらせていただき、涙が出るくらいうれしいです」と万感の表情。マサアキが「最後に望月家と飯橋家、これにて和解ということでせっかくなので写真を一緒に撮りましょう」と提案すると、維新力の妻で元女子レスラーの穂積詩子も記念撮影に加わり大団円で幕を閉じた。