これもナカジマジックか…。オリックスは10日のソフトバンクとの首位攻防戦(京セラ)を5―2で制した。1―1で迎えた3回に吉田正の15号ソロで勝ち越すと、4回には二死満塁と相手先発・板東を追い詰め、ドラフト4位ルーキー・渡部遼人外野手(23)が右前に弾き返して2点を追加。5―2と首位攻防戦を制し、エース山本が13勝目をマークした。

 チームを129試合目で単独首位に導く殊勲打を放った渡部は「ずっと打ちたかったので、やっと肩の荷が降りたと言いますか…。1つステップを進められてよかったです。プロ初ヒットがこういった大事な場面で打ててよかったですし、ここからもチームの勝利に貢献していけるように、頑張っていきたい」と喜びを口にした。

 抹消中の福田に代わって守備力を評価され「2番・中堅」に入った渡部だが、15打席連続で無安打が続き、打率0割0分0厘。指揮官はそんな渡部を、重要な一戦でスタメン起用した。

 4回、1番・中川が申告敬遠された場面で打席に立った背番号「0」男は、板東の149キロストレートを叩き、16打席目でプロ初安打、初打点。ベンチで一早く中嶋監督が雄叫びを上げ、期待に応えた渡部も一塁塁上でガッツポーツを決めた。

 主力だけでなく、伏兵の驚くような働きが目立つオリックス。混戦の中でも若手が躍動し、連覇に突き進む。