11月開幕のカタールW杯へ向けて、MF久保建英(21=レアル・ソシエダード)に〝エースの風格〟が出てきた。国際親善試合の米国戦(23日)に臨む森保ジャパンは20日、ドイツ・デュッセルドルフで練習を行った。W杯メンバー発表前最後の2連戦で注目を集めるのは新天地で絶好調の久保。自信みなぎる〝タケ節〟を連発し、4年に1度の夢舞台へ強い決意も口にした。
久保はスペインでの3年間で保有元のレアル・マドリードから毎年レンタル移籍を繰り返してくすぶっていたが、今夏に完全移籍したRソシエダードで水を得た魚のように躍動している。
リーグ開幕戦となった8月14日のカディス戦でいきなり決勝ゴールを奪うとレギュラーに定着。8日の欧州リーグ(EL)1次リーグのマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)戦では攻撃をけん引して1―0と金星の立役者になり、15日のELオモニア・ニコシア(キプロス)戦、18日のエスパニョール戦で2試合連続アシストと勢いは増すばかりだ。
20日の練習後に取材に応じた久保は現在の好調ぶりに「僕もコンディションはいいと思うし、結果も出ている。僕の良さが発揮されている」と手ごたえ十分。「自信を持って臨めるというか、周りからの評価も高い中での合流なので。周りからの評価が良いのが一番嬉しい」と胸を張った。
森保ジャパンでも自らの強みを発揮するイメージはできている。
「チーム(Rソシエダード)と一緒で生かしてもらうものだと思っている。僕が個人でどうこうというより一緒に出る選手と話し合って」とした上で「僕の1つの〝成功例〟というか、ソシエダードで試合に出ているので、あとはそれをすり合わせていけたらいいかな」。現在の好調ぶりを森保ジャパンに還元すれば、それが代表チームの強化にもつながると自信を深めている。
ピッチ外で高まる人気も実感している。合宿初日に現地の日本人学校の生徒を対象に、代表選手たちがサイン会を行った際にはダントツの〝一番人気〟。「子供は人生で嘘をつかない。それだけ本当に僕のことを応援してくれているんだと嬉しかった」と率直に喜んだ。そして「日本国民が僕に期待してるかどうかは分からないけど、僕は今サッカーを楽しんでいる。それが一番」と期待の高さを受け止める余裕が出てきている。
W杯への思いも口にして「本番が近づいてきている。4年に1度だし、もったいない思いはしたくない。リーグ戦じゃないので、負けても次があるわけじゃない。みんな4年後を約束されているわけではないので」と大舞台で悔いのない活躍を力強く誓った。心身ともに充実の至宝が代表でもエース襲名へ期待は高まるばかりだ。











