虎に悪夢…。20日、阪神はDeNAに4―5と逆転負けを喫し、残り5試合を残し、CS圏内3位から転落した。

 試合は1―2の8回裏に代打・陽川の同点弾、原口の勝ち越し適時打などDeNA4番手・エスコバーに4本の長短打を浴びせ4―2と逆転。CS進出へむけ、野手陣が土壇場で執念を見せたが、最終回を任された守護神・岩崎優の不調が誤算だった。

 2点リードの9回に登板した左腕は宮崎、代打・大田の連打などで一死一、三塁のピンチを背負うと、桑原、佐野と2本適時打を浴び、4―4とあっという間にリードを吐き出してしまう。さらに二死満塁から楠本に決勝の右前適時打を浴び、悪夢の3失点。8回裏の大逆転劇から一転、直後の最終回でのつらすぎる結末に、甲子園球場3万3203人の虎党は静まり返るしかなかった。

 9回裏は逆に敵の守護神・山崎に封じられ、痛恨の逆転負け。3連敗となり今季の勝率5割以下が確定した。

 信頼をおく守護神・岩崎のセーブ失敗に矢野燿大監督(53)も「任すしかなかったので。(結果は)受け止めています」と振り返ったがショックの色はさすがに隠せない。

「もちろんこの負けは痛いし、悔しいし、流れ的にも大きな1敗になるかもしれないけど、でも、何か決まったわけでもないので。試合も残っているので、逆転できるチャンスがあると信じて戦っていくしかない」。5試合となった残り試合での逆転でのCS進出へ、矢野監督はあくまでファイティングポーズを取ったが、巨人、広島と争う〝情勢〟はますます厳しいものとなってきている。