CS圏内の3位以内死守が目標となっている矢野阪神では、外国人選手たちにとっても、残り試合は来季残留にむけた最後のアピールの場にもなる。

 11日以降の4試合で、矢野監督はジェフリー・マルテ、ロハス・ジュニアの助っ人勢をスタメンで使わない和製オーダーをチョイス。2人はその間、勝負どころでの代打起用が中心となっているが、井上ヘッドは「ジェフリーやジュニアが控え代打っていうのもある意味では強み」と今後も「1打席勝負」が主戦場になることを示唆した。

 本来は、常時スタメンで走者を返す役割を期待したが、マルテ(2割5分)、ロハス(2割3分2厘)と、固定起用に足る信頼を得ることができなかった。残り8試合とその先のポストシーズンでは、少ない打席数でインパクトある一打をどこまで打てるかをチェックするという。

 投手陣も同様でガンケル、ウィルカーソン、アルカンタラの3助っ人が、CS進出時に戦力になるべく目下、二軍で調整中。とくにアルカンタラ以外の2人は、CSでは本来の持ち場である「先発」ではなくロング救援を意図した「第2先発」の候補としても名前が上がっている。セットアッパーとして適性を披露できるか否かは、来季再契約の一要素にもなる。

 今季の虎の助っ人陣は全員が年間を通じての活躍ができず、まだ誰も残留を確実にはしていない状況。それだけにチームが用意した本来の働き場とは別の場所で、どれだけ〝隠れた適性〟を発揮できるかも、最後のアピール材料となる。