西武・内海哲也投手(40)が19日の楽天戦(ベルーナ)で引退登板。1番・山崎にストレートのみ5球を投げ二ゴロに打ち取った。

 万雷の拍手に送られマウンドを降りた内海は「マウンドに上がったら走馬灯のように色々と蘇ってくるのかなと思ったのですが、そんなこともなくただただ緊張しました。初球は緊張のせいで思ったところに投げられず、四球だけは絶対嫌だと思っていたら、さらに緊張感が増してしまいましたね。マウンドに向かう時も降りるときも、記憶はあります。ラインを越えたあたりからしっかり噛み締めました」と節目の登板を振り返った。

 途中、古賀のサインに首を振ったことに対しては「緊張とこの異様な雰囲気の中、変化球がストライクゾーンに行く気がしなかったので、打たれてもいいから変化球でボールになるよりは直球で勝負したかったので首を振りました」と説明した。

 降板時にマウンドに来た豊田投手コーチと抱擁、ハグをしたことについては「すると決めていました。豊田さんは驚いたかもしれませんね。ジャイアンツ時代からすごくお世話になりましたし、豊田さんが一軍の投手コーチでいる間に、引退というのも縁を感じていました。ライオンズに来てから、野球以外の話もたくさんしましたし、感謝の気持ちを込めてハグさせていただきました」という。

「ベンチに戻った時には、込み上げるものがありましたし、今はいつでも泣ける状態です。自分でグッと踏ん張っていないと今にも泣いてしまいそうです」と登板を終えた今の心境を語っていた。