中日・大野雄大投手(33)が、日本選手最多となる56本塁打を狙うヤクルト・村上宗隆内野手(22)を3打数無安打に封じ、チームを8―0の勝利に導いた。

 16日のヤクルト戦(バンテリン)に先発し、7回1安打無失点、7奪三振の好投を見せて今季7勝目(8敗)をマーク。2日のヤクルト戦(神宮)では村上に決勝50号3ランを浴びるなど5回4失点KOされていたが、この日は空振り三振、二ゴロ、一ゴロに抑えて今季同カード初勝利をマークし、リベンジを果たした。

 8月26日の阪神戦(バンテリン)以来、3週間ぶりの白星に大野雄は「首位のヤクルト相手なので抑えるのは大変だけど、木下がうまくリードしてくれて抑えられたと思う」とニヤリ。意識したのは「村上選手ですね。前回登板もいいところで打たれたし、なんとか村上選手を抑えないと勝利はないなと思って挑みました。試合前のミーティングで村上選手をどうやって抑えるかという時間を一番長くとっているし、一球一球攻め方は変わるが、その中で内角の落ち球で三振を取ることができた」と、してやったりの表情を浮かべた。

 試合後、立浪監督も「ボール自体は走っていたし、何より先に点をやらないのが良かった。今年、大野雄の時は援護点が非常に少ないし、たまにはこういう展開で楽に。まあ楽に投げられるということはないんでしょうけど、続けて点が取れて、かなり気持ちの上ではいつもと違った形で投球できたのかなと思う」と説明した。