DeNAが2日の広島戦(横浜)に5―2と快勝し、3位に浮上した。巨人にコロナ感染者が大量に発生してチーム編成が困難となったため、7月29日からの球宴明け3連戦が延期。4日遅れで迎えた後半戦初戦を白星で飾り、ここまで6戦全敗だった本拠地での広島戦で今季初勝利もマークした。

 打線は今季4度の対戦で0勝3敗と苦しめられていた相手先発の森下から4回までに5点を奪って攻略。投げてはエース・今永が6回2失点と粘りの投球で5勝目を挙げた。試合後の三浦監督も「選手たちは(後半戦初戦まで)だいぶ間が空いたが、集中力を切らさなかった。いいスタートが切れた」と笑みを浮かべ、確かな手ごたえをつかんだ様子だった。

 4年ぶりのCS進出を狙う今後のチームにとって大きなプラス材料となるのが、タイラー・オースティン外野手(30)の存在だ。4月に米国へ一時帰国して右ヒジの手術を受けた後、懸命のリハビリの末に後半戦開幕へ間に合わせ、この日から今季初めて出場選手登録された。3点リードの8回一死の場面で代打で登場し、結果は右飛。それでもスタンドからは大きな拍手が鳴りやまず、三浦監督も「球場の雰囲気がぐっと盛り上がった」と振り返っていたほどのインパクトだった。

 球団関係者は「後半戦のカギを握るのは間違いなくオースティン。米国で手術を受けることが決まった時点では今季絶望と言われていたが、本人の“フォア・ザ・チーム”の強い思いが予想以上の早期復帰につながった。前半戦で何もできなかった分を挽回するため、かなり打ってくれると思う。彼の名前が打線の中に加わるだけで相手投手には脅威になるはずだ」と指摘している。

 オースティンの打棒爆発で「横浜反撃」となるか――。