【テネシー州ナッシュビル30日(日本時間31日)発】WWE真夏の祭典「サマースラム」が行われ、WWE&ユニバーサル統一王者ローマン・レインズ(37)と〝ザ・ビースト〟ブロック・レスナー(45)のタイトル戦は、壮絶な死闘となった。
4月の「レッスルマニア」では当時ユニバーサル王者だったレインズがWWE王者レスナーを破り王座統一に成功。再戦では、10カウントのダウンのみで決着する「ラストマンスタンディングマッチ」で行われた。
気合満点のレスナーは巨大トラクターに乗って入場。リング脇に止めると、ショベル部分からレインズに飛び掛かった。ラリアートで場外に落とし、スープレックスシティーで投げまくる。だが、場外戦ならレインズも負けていない。鉄階段でぶん殴ってレスナーをテーブルに叩きつけると、ロックボトムで連続の〝テーブル葬〟だ。
さらにリングでスーパーマンパンチ連打からスピアーを見舞いダウンさせたが、レスナーはカウント8で復活。再び場外戦になり、レインズをテーブル、鉄階段で打ちつける。続けてレスナーはトラクターのショベル部分にレインズを横たわらせた。トラクターを操作しショベル部分をロープより高く上げると、レインズの体をゴミのようにリングに捨ててみせた。
それでも王者はカウント10を聞かない。ギロチンスリーパーをギロチンで切り返され、失神に追い込まれるも、カウント9で立ち上がった。勝負に出たレスナーは、またもトラクターを操縦。今度はなんと、ショベル部分でリングを下から持ち上げたのだ。コーナーの一角が浮き上がった形となり、レインズはリングから場外にまさかの転落…。前代未聞の衝撃シーンに、会場から大歓声が上がった。
王者が大ダメージを負ったところで、「ブラッドライン」の仲間で統一タッグ王者ウーソズ(ジェイ&ジミー)が乱入。レスナーはこれを撃退すると、レインズの代理人ポール・ヘイマンもF5でテーブル葬だ。しかしレインズがレスナーにスピアーを突き刺し、両者は場外でダウンしてしまう。
ここで、いつでもどこでも王座に挑戦できる権利を持つセオリーが登場。予告通りのキャッシュイン(権利行使)を狙うも、レスナーにF5で投げられた。レスナーは邪魔者を排除したが、ウーソズのダブルスーパーキックを浴びてしまう。この一撃が流れを変えた。レインズは走り込んで、必殺スピアーを発射。レスナーがカウント9で立ち上がると、今度はブリーフケースでめった打ちにした。それでもカウント9で起き上がるビーストを、ユニバーサル王座のベルトで殴りつけた。
ところが驚異的な耐久力を持つレスナーは、カウント9で復活。不死身のビーストに対し、王者は「もう、立ち上がってくんじゃねえ!」と叫びながら、WWE王座のベルトで殴打。ダウンしたレスナーの上にテーブル、イス、鉄階段、実況席の机と次々に積み重ねていった。生き埋め状態ではさすがのビーストも動けなくなり、ついに10カウントを聞いた。
23分4秒の、歴史に残る壮絶な死闘はレインズの勝利で決着。これにより、英国スタジアムイベント「WWE クラッシュ・アット・ザ・キャッスル」(9月3日、英ウェールズ・カーディフ)でドリュー・マッキンタイアの挑戦を受けることも決まった。〝トライバル・チーフ〟は宿敵を返り討ちにし、「絶対王者」の地位をさらに揺るぎないものにした。












