人類初の快挙だ。米大リーグ機構(MLB)は10日(日本時間11日)にオールスター戦(19日=同20日・ロサンゼルス)の選手間投票などで選ばれた投手と控え野手を発表し、エンゼルスの大谷翔平投手(28)はMLBの推薦でア・リーグの先発投手として2年連続で選出された。先発出場野手を決めるファン投票ではア・リーグDH部門で1次投票の約55万票差を最終投票で大逆転して2年連続で選出されており、昨年に続き投打同時出場が決まった。今年も真夏の祭典で主役を務める。
MLBが8日(同9日)に発表したスタメン出場する野手を決めるファン投票のDH部門では最終結果で得票率52%対48%でアストロズのアルバレスを大逆転したが、打撃成績ではアルバレスに圧倒されており、一部の米メディアから異論が上がった。しかし、先発投手としてオールスター級の成績を残している。発表前の時点で規定投球回に5イニング及ばないため、8勝(ア・リーグ6位タイ)と111奪三振(同5位)以外は想定順位だが、主要項目でリーグTOP10に入っており、選出は当然だ。
成績でも存在感は圧倒的。エンゼルスは今月1勝8敗だが、勝ったのは大谷が7回2安打1失点(自責点0)、10奪三振と気迫の投球を見せた6日(同7日)の敵地マーリンズ戦だけ。さらに5月24日(同25日)以降、11勝32敗の大惨状だが、うち5勝は連敗を4度止めた大谷が挙げている。大谷しか勝てないのだ。
昨季、前半戦を4勝で終え、1918年のベーブ・ルース以来の「2桁勝利&2桁本塁打」の偉業に1勝届かなかったが、今季は既に8勝。本塁打は19本放っており、達成はほぼ確実。MLBがファン開拓の目玉として推薦するのは当然だろう。
選ばれるだけではない。大谷の次回登板は13日(同14日)のアストロズ戦。19日のオールスター戦は中5日で登板可能だ。ア・リーグ先発陣はメジャートップの11勝をマークしているアストロズのバーランダー、メジャートップの141奪三振、ア・リーグトップの防御率1・73のレイズのマクナラハン、ヤンキースのエース、剛腕コールらそうそうたる名前が並ぶが、登板間隔や体調面で辞退するケースもあり、アナハイムから近いドジャー・スタジアムが舞台。さらに指揮を執るアストロズのベイカー監督が大谷を評価していることから2年連続で先発マウンドに上がる可能性は高い。
日本人投手の先発は1995年の野茂英雄(ドジャース)と昨年の大谷の2人だけで、2連続は史上初。また、2年連続登板は2001、02の佐々木主浩(マリナーズ)以来、2人目だ。
地元紙のオレンジ・カウンティー・レジスター(電子版)は「大谷翔平は、MLBのオールスター戦に投手と打者として選ばれた初めての選手だった。今、彼はそれを2連続で達成してしまった。大谷翔平がまたしてもやってのけた」と速報。
昨年のオールスター戦で大谷は史上初の投打同時選出を果たし、先発投手として1回を無失点に抑えて日本人投手では2019年の田中将大(ヤンキース)に続いて2人目となる白星を手にした。一方、打者では2打数無安打だった。今年こそ投打で輝き、日米のファンをより熱くする。












